このブログでは、私自身の主観で僭越ながら5段階評価させていただいております。
評価はブログ名の通りストレートのみで行っており、
ボトルの雰囲気を知りたい方や私と好みが近いかたは購入ボトルの指標として参考にしていただければと思います。
5段階評価
5段階評価:3
個性的な味わいで好き嫌いが分かれそうです。
赤ワイン樽での後熟がぶどうのフレッシュさやタンニンの渋みなど強い個性を
与えている印象です。若干アルコール刺激も感じます。
テイスティング

【色】
やや赤みのある褐色
【粘度】
やや高め
【香り】
樽香
烏龍茶、軽めの醸造酢
ぶどうジュース
【味】
はじめは葡萄の甘味と出汁のようでえぐみのあるタンニンと酢の酸味
中盤からは唐辛子
終盤は葡萄の甘味が膨らみアルコール感とタンニンの
効いたホクホクした樽香と雑木林の土
余韻は引き続きフレッシュな葡萄の甘みとホットさ
少しの加水で
個性的な樽香はそのままに葡萄の甘味に加えて蜂蜜のコクが
加わったようで、むしろ濃厚な甘やかさが感じられる
余韻にはミント感も顔を出す
さらに加水
ややビターさが強まり、土っぽさも目立つ
ボトル情報
- 製造者:株式会社ベンチャーウイスキー秩父蒸留所
- 分類:ジャパニーズ
- 種類:ブレンデッドモルト(秩父+スコットランド?)
- 蒸留所:秩父 他
- アルコール度数:46%
- ボトル写真

イチローズモルトリーフシリーズおなじみで
葉っぱの絵が印象的です。
Pure Malt Whiskyとの記載からシングルモルトではなく複数のモルト原酒をヴァッティングしていることがわかります。詳しいことはわかりませんでしたが、秩父蒸留所とスコットランドの原酒が含まれているのでしょうか?
下段記載内容
「This Pure Malt Whisky is matured, vatted and bottled at the Chichibu Distillery.
Non chill-filtered Non colored」
秩父蒸留所で熟成、ヴァッティング、瓶詰が行われえていることが記載されており、冷却ろ過や着色を施していないことが記載されています。

記載内容
「本製品は赤ワインの熟成に使用していた樽を、ウイスキーの後熟用に使用したものです。
熟成期間中に樽を入れ替えるというひと手間が、通常の熟成とは異なる複雑さをウイスキーに与えることになりました。
モルト100%のウイスキーの華やかさと、豊潤さに、フレンチオークのワイン樽による個性が加わり複雑で長い余韻が特徴です。」
下部には
「本品は自然の風味を大切にするために、冷却濾過や人工的な着色は行っておりません。この為、一般品に比べて沈殿物や濁りが出やすくなっております。また、キャップに天然コルクを使用している為、瓶にコルク片が入ることがあります。これらは、旨み成分や天然素材ですので品質には問題ありません。尚、ボトルは立てて保管してください。」
最後のボトル保管方法は珍しい気がします。天然素材コルクを使用しているのでなおさら記載すべきと判断されたのでしょうかね。
ちなみにイチローズモルトは左下下部にバッチナンバーと呼ばれるものが記載されており、ヴァッティングした回数を単純に表しているらしいです。
このボトルは「065」なので比較的若めの番号なのか??
購入情報
- 購入場所:酒屋
- 購入時期:2021年ごろ
- 開栓時期:2021年ごろ
- テイスティング日:2025年4月13日
- 購入価格(当時):約¥10,000
あとがき
いわゆるWWD(Wine Wood Reserve)と呼ばれている?ものです。
イチローズモルトは色々飲んだことがありますが、特に個性的に感じるのがこのボトルでした。
正直私は私はやや苦手ですね。。。
かなり個性があるように思うので、飲まれる方の趣向によって感じ方に差が出そうですね。
ただ、複雑で方向性が尖った記憶に残る味わいなのかなぁと思います。
同じリーフシリーズではDD(Double Distilleries)は非常に好みの味わいでした。
ウイスキーにハマりたての頃に飲んでよりハマるきっかけになったボトルで思い入れもありますので
いずれレビューするつもりです。(如何せんスコッチの方に食指が動いておりますので少し先になりそうです。)
カートン

ボトルに記載のものと同じ文言ですね。

上部にはイチローズモルトのマーク
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