このブログでは、私自身の主観で僭越ながら5段階評価させていただいております。
評価はブログ名の通りストレートのみで行っており、
ボトルの雰囲気を知りたい方や私と好みが近いかたは購入ボトルの指標として参考にしていただければと思います。
5段階評価
5段階評価:3
甘味、苦味、渋みなど複雑さは一定感じる
冷たい印象でクリアな味わい、加水することで香り・味ともに開く
渋みの要素がやや強く感じることでネガティブな印象を持ってしまった
テイスティング

【色】
やや薄い褐色
【粘度】
高め
【香り】
サトウキビ
シトラス
ウエハース
ややアルコール刺激
【味】
はじめはクリアな梨の甘味
中盤からは焦げたビターさと少しカラメルの甘味
終盤にかけて白コショウのピリピリ
余韻は仄かな甘味と渋み、焦げた樽香
少しの加水で
序盤から中盤にかけて甘味が厚みとコクを増し、ふくよかに
渋みは抑えられることでかなり開いた印象
さらに加水
甘味が終始前面に出る
若干バナナを感じ、樽の香りも香ばしくなった
苦み、渋みは若干残る
ボトル情報
- 輸入業者及び引取先:マルカイコーポレーション株式会社
- 分類:スコッチ(ハイランド)
- 種類:シングルモルト
- 蒸留所:グレンカダム
- アルコール度数:40%
- ボトル写真

前面には蒸留所の絵らしきものが記載されております。
ORIGIN1825とあり1825年創業の歴史ある蒸留所であることがうかがえ、ハイランド地方であることも記載されています。
下部には蒸留・熟成・ボトリングはグレンカダム蒸留所で行われていると記載されています。

裏面
ラベルが貼ってあり一部文字が見えませんが、後ほどカートン紹介のところで同様の文言が書かれているのでそちらを参照いただければと思います。
購入情報
- 購入場所:酒屋
- 購入時期:2024年ごろ
- 開栓時期:2024年ごろ
- テイスティング日:2025年4月9日
- 購入価格(当時):約¥4,000~¥5,000
あとがき
ネガティブな要素も含みつつも複雑な味わいを感じ取ることができました。
熟成年数の高いラインナップも複数ありますので、複雑さがどのように昇華されているか
期待感がありますね。
加水での開き方はかなり顕著に出ているので、加水による変化を体感したい方にはお勧めできる
銘柄かもしれませんね。
カートン

カートン下部にはボトル裏面と同様の文言があります。
ボトルの方はラベルで隠れていたのでこちらで確認します。
A very special collection of casks was chosen for the Origin 1825 edition.
The final selection consisted of a unique marriage of whisky matured in first-class American white-oak bourbon barrels with whisky “finished” in the finest Spanish Oloroso Sherry butts.
The result is this superb release of Glencadam Origin 1825.
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「オリジン1825エディションには、特別な樽が厳選されました。
最終的に選ばれたのは、最高級のアメリカンホワイトオークバーボン樽で熟成されたウイスキーと、最高級のスペイン産オロロソシェリー樽で仕上げられたウイスキーという、他に類を見ない組み合わせでした。
こうして生まれたのが、この極上のグレンカダム オリジン1825です。」
樽の厳選が重要な要素であることが読み取れました。
オロロソシェリーも使用しているとのことです。

裏面はしっかり文字数があります。1段落目
Opened in 1825, just one year after distilling on a large scale was legalised, the Glencadam Distillery continues to produce its rather elegant Single Malt Scotch Whisky in the same fashion it did in1825.
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「グレンカダム蒸留所は、大規模な蒸留が合法化されたわずか1年後の1825年に開設され、1825年当時と同じやり方で、非常にエレガントなシングルモルトスコッチウイスキーを生産し続けています。」
2段目
Glencadam Distillery is located about half a mile outside the ancient city and Royal Burgh of Brechin in the kingdom of Angus in the eastern Highlands of Scotland.
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「グレンカダム蒸留所は、スコットランド東部ハイランド地方のアンガス王国にある古代都市であり王立ブレチン自治区から約半マイル離れたところにあります。」
3段目
The essential supply of pure water for distilling depends on Glencadam’s long-held rights to springs, about half a mile away in the Unthank Hills.
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「蒸留に不可欠な純水の供給は、グレンカダムが長年保持してきた、約半マイル離れたアンサンクヒルズの泉の権利に依存しています。」
4段目
Glencadam has operated two pot stills since the beginning.
An unusual feature about the stills is that their lye pipes run upwards at an angle of 15 degrees rather than downwards.
The belief is that this helps to produce a particularly delicate and mellow spirit which after maturation yields sweet and fruity notes in the final product.
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「グレンカダムは創業当初から2基のポットスチルを稼働させています。
このスチルの特徴は、ライパイプが下向きではなく15度の角度で上向きに伸びていることです。
この角度が、熟成後に甘くフルーティーな風味を持つ、非常に繊細でまろやかなスピリッツを生み出すと考えられています。」
ポットスチルの形状などここまでパッケージに記載しているのはかなり珍しいように思います。
またテイスティングノートも記載しており下記の通りです。
COLOUR:Warm gold
NOSE:Creamy,floral malted barley with hints of vanilla that welcome the arrival of mixed summer fruits
PALATE:Bananas, pineapple, pears and boiled sweets merge with a delicious mix of soft spice
FINISH:Floral with pear-drop sweetness
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「色:温かみのあるゴールド
香り:クリーミーでフローラルな麦芽に、ほのかなバニラの香りが夏のフルーツミックスの到来を予感させます
味わい:バナナ、パイナップル、洋ナシ、ボイルドキャンディーが、柔らかなスパイスの風味と溶け合います
フィニッシュ:フローラルな香りと洋ナシドロップのような甘さ」
麦芽とクリーミーなバニラ感はウエハースとして感じられたと思います。バナナや梨、スパイスは私のテイスティングノートにも共通項としてありましたね。
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