このブログでは、僭越ながら私自身の主観で5段階評価させていただいております。
評価はブログ名の通りストレートと加水のみでおこなっております。
ウイスキーは人によって感じ方が様々かと思いますので、あくまで個人の意見として、
ボトルの雰囲気を知りたい方や私と好みが近い方は参考にしていただければと思います。
5段階評価
5段階評価:5
全体的に繊細で複雑な味わいとなっており素晴らしいまとまり
濃い味わいで様々な要素を感じさせつつもアードモアらしさも感じられる
序盤と終盤で大きな味わいのピークがあり、飲んでいて楽しくなる
購入情報
- 購入場所:酒屋
- 購入時期:2024年後半
- 開栓時期:2024年後半
- テイスティング日:2025/6/11
- 購入価格(当時):¥10,000強
ボトル情報
- 輸入者及び引取先:株式会社ウィスク・イー
- 分類:スコッチ
- 種類:シングルモルト(ボトラーズ)
- 地域:ハイランド
- アルコール度数:59.5%
- ボトル写真

細かな情報が記載されています。
シングルカスクでアードモア蒸留所である旨とその所在地:アバディーンシャーのハントリー
であることが記載されています。
カスクタイプはBUTTとしか書かれておらず、おそらくシェリーバットでしょうか。
液色からすると2ndフィル以降の樽が想像されます。
667本ボトリングされているそうです。
判別できませんが、署名も記載されています。

裏面は日本語のラベルの下に正式なラベルが貼られています。
正規ラベルの上から日本語向けラベルを貼ってしまうボトルも多い中好印象です。
上段はBB&Rの説明で下記のように記載されています。
「WITH TWO ROYAL WARRANTS AND OVER 300 YEARS OF HISTORY. BERRY BROS. & RUDD IS BRITAIN’S ORIGINAL WINE AND SPIRITS MERCHANT. FAMILY-OWNED AND RUN, THE COMPANY STILL TRADES FROM No.3 ST HAMES’S STREET, ITS HOME SINCE 1698.」
Google 翻訳
「2つのロイヤルワラントを授与され、300年以上の歴史を誇るベリー・ブラザーズ&ラッドは、英国初のワイン&スピリッツ商です。家族経営の同社は、1698年創業のセント・ハムズ・ストリート3番地で今も営業を続けています。」
その下には蒸留所の説明
「Ardmore, located near Kennethmont in Aberdeenshire, was founded in 1898 and produces quite a peaty style by Highland standards. The distillery was one of the last to move away from direct coal, meaning the stills habe thicker than usual bases.」
Google翻訳
「アバディーンシャーのケネスモント近郊に位置するアードモアは1898年に設立され、ハイランド地方の基準では非常にピーティーなスタイルのウイスキーを生産しています。この蒸留所は石炭火力蒸留から脱却した最後の蒸留所の一つであり、蒸留器は通常よりも厚い底部を備えています。」
その下
「The unique earthy wood smoke drifting out of the glass can only announce the arrival of Ardmore, one of the Highland’s most characterful drams. Ash, hessian, kippers and digestive biscuits mingle with great balance, with ahint of tobacco and fruit cake appearing after some time in the glass. The plate is tremendously smoky, yet still very subtle, with notes of cedar, smoked straw, pipe tobacco and lime zest. Woodland bonfire smoke lasts long on the palate. This is the perfect hill-walking dram-enjoy it at cask strength in gale force wind and rain.」
Google翻訳
「グラスから漂う独特の土っぽい木の煙は、ハイランド地方で最も個性的なウイスキーの一つ、アードモアの到来を告げるに違いありません。灰、ヘシアン、キッパー、ダイジェスティブビスケットの風味が絶妙なバランスで溶け合い、グラスに注いでしばらくすると、ほのかなタバコとフルーツケーキの香りが立ち上ります。口いっぱいに広がるのは、強烈なスモーキーでありながら、非常に繊細な味わい。杉、燻製ストロー、パイプタバコ、ライムの皮の香りが口の中に長く残ります。山歩きにぴったりの一杯です。強風や雨の中、カスクストレングスでお楽しみください。」
テイスティング

【色】
薄黄色
【粘度】
非常に高い
【香り】
乳酸菌飲料
レモン
ポン菓子
乾いた木材、草原
内陸系ピート
【味】
口当たりは滑らかでオイリー
序盤で一気に糖類の甘味とハーバルさが広がり
中盤でやや落ち着きセロリ、ほんのり樽香とベリー感
終盤でもう一度甘味が膨らみ、黒胡椒と潮気の少ないピート
余韻は程よく、アルコール感控え目で乳酸菌飲料の優しい甘味
少しの加水で
大きく印象は変わらず、若干甘味が増して
ハーブ系の爽やかさが強まる
さらに加水
さらにまとまり良くなり
序盤と終盤のつながりがシームレスに
甘味はなお強く、爽やかさはミント様に
あとがき
香りを嗅いだ瞬間から期待感高く、かなりお気に入りのボトルです。
アードモア自体はボトラーズリリースも多く、イベントや試飲で飲む機会が多いです。
総じてバランスの良い印象を持っておりましたが、このボトルはそれでいて
味わいの濃さ、複雑さをしっかり感じさせてくれます。
オフィシャルも含めてアードモアを色々飲んでみたくなりました。
ノンピートのアードレアなんてものもあるようなので、こちらもいつか飲んでみたいですね。
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