【ウイスキーフェスティバル2023】ロッホローモンド 2010 11年

3.0
ハイランド

ボトル情報

  • 輸入者:株式会社 都光
  • 種類:シングルモルト(シングルカスク、カスクストレングス)
  • 原産地名:スコットランド
  • アルコール度数:62.7%
  • ボトル写真

かなりハイプルーフなボトルです。

310本中の1本で2010年蒸留の2022年ボトリングとなります。。

こちらには「EXCLUSIVE CASK」としか書かれていません。ウイスキーフェスティバル独占のカスクということでしょうか。

ノンピートで着色なし冷却ろ過もしていません。

ウイスキーフェスティバル限定ボトルとして裏面は別の見た目をしています。

グラバーコレクションと言って「グラバー魚譜」という日本画をあしらっています。

こちらは「グラバーコレクション27 バショウカジキ」とのこと

この面には

「2nd Fill Oloroso Hogshead」と樽の種類が書いていますね。

購入情報

  • 購入場所:ウイスキーフェスティバル抽選
  • 購入時期:2023/6/6発送
  • 開栓時期:2023/6中旬
  • テイスティング日:2024/6/25

テイスティング

色:

 薄褐色

粘度:

 非常に高い

香り:

 キャラメル、スポンジケーキ

 草原、若々しい芝生

 アルコールの刺激強め

味:

 はじめにオレンジピールの甘酸っぱさとビターさ

 胡椒がじわじわ広がり

 中盤でラズベリーの甘みと湿った段ボール様の雑味

 終盤からは赤唐辛子の辛さとタンニンの渋みが強まり、若干のヨード

 ひりひりとアルコール刺激が強く感じる

 余韻は唐辛子が次第に抜けてとても長く紅茶とラズベリー

 

 少し加水することで一気にキャラメル感が出て全般的に甘味が強まる

 トゥワイスアップにすると気になるアルコール刺激がなくなり

 ロッホローモンドらしい雑味っぽい癖と甘みのバランスが非常に良くなる

総括

5段階評価:3

全体のまとまりは良くできていると感じました。ネガティブな印象とポジティブな印象がギリギリのバランスで何とか成立しているような危うさを感じました。

複雑で段階的に味の変化があり飲んでいる中で楽しさはすごく感じられましたが、

アルコールの刺激が思いのほか強すぎるためにせっかくきわどいバランスをとったものが崩されてしまったような勿体なさがあるように思いました。

あとがき

めちゃくちゃポテンシャルは感じたのですがちょっとアルコールがきつかったですね。ロッホローモンドらしい雑味のあるニュアンスは個人的にはすごく好きで、このボトルでもその点はしっかり感じられたのですが。。。

きれいな余韻がとても長く持つのでこの点は素晴らしいですね。かなり度数が高いのでアルコール刺激と味の濃さはある程度はトレードオフになってしまうのかと思わされたボトルでした。

トゥワイスアップはかなりの美味なので根本にある味わいは素晴らしいものだと思います。

もう少し時間が経過したらまた味わいは変わるのかもしれません。そこを楽しみにたまに飲みます。

カートン情報

基本的にはボトル表面と同じ情報です。

下部にはマスターブレンダーのマイケル・ヘンリー氏のサインが印刷されています。

シングルカスクのカスクストレングスでマスターブレンダーの名前が出るのはどういうことでしょうかね(笑)

真ん中に「SINCE 1814 LOCH LOMOND DISTILLERY HAS BEEN CRAFTING THE FINEST SINGLE MALT WHISKIES WHICH ARE EVERY BIT AS DELICIOUS AS THE LANDSCAPE IS STUNNING.」とあります。

Google翻訳では

「1814年以来、ロッホローモンド蒸留所は、美しい景色と同じくらい美味しい最高級のシングルモルトウイスキーを造り続けています。」

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