ボトル情報
- 輸入者:バカルディ ジャパン株式会社
- 種類:ブレンデッド
- 原産地名:スコットランド
- アルコール度数:40%
- ボトル写真

デュワーズのカスクシリーズの第5弾でおそらく最後?のボトルになります。結構色が濃い目な印象を受けました。
ボトル下部には「Double aged and finished in French Apple Spirit Casks(Calvados Casks) for extra smoothness. With notes of apple,Cinnamon and Citrus.」
Google翻訳する必要もなさそうですね。
デュワーズが謳うダブルエイジ製法に加えてカルヴァドスカスクで追熟することでとっても滑らかに。りんご、シナモン、シトラスのノートとのことです。

裏面にも日本語でだいたい同じような記載がされていますね。
ちなみに裏面に丸い3つのボトル刻印のようなものがありますが、これはおそらく国際博覧会でのメダル受賞歴だと思われます。公式URLにもエジンバラ国際博覧会との記載がありますのでおそらく左上はロンドンで1888年にメダル受賞、右上がパリで1889年に受賞ということかと思われます。
手元のボトルで確認するとカスクシリーズはすべて同じ刻印で旧12年も同じ刻印がありました。

購入情報
- 購入場所:酒屋
- 購入時期:2024/6/1
- 開栓時期:2024/6/1
- テイスティング日:2024/6/1
テイスティング

色:
褐色
粘度:
高い
香り:
黒糖、りんご、少しアルコール感、レモン
味:
樽の香りと熟したリンゴと黒糖から始まる。
中盤では草っぽいニュアンスから出汁のような旨味
白コショウのスパイシーさがじわじわとフィニッシュ
余韻は樽の渋みと蜂蜜が程よく続く
総括
5段階評価:4
カルヴァドスがそのままダイレクトに感じられた
アルコール刺激はほぼ感じずこの価格帯でやはり素晴らしいと思う。
デュワーズらしさがフィニッシュの少しだけであり、雑味が感じられてしまう部分もあり。
やはり個性的ではあり、方向性はイリーガルスムースに似ている気がするがあちらの方がまとまっている印象を受けた
加水するとビターなニュアンス
よりカルヴァドスらしさが増す、デュワーズの蜂蜜感も強く出てリンゴの主張も強まる
フィニッシュから余韻にかけてかすかにスモーキーと程よいスパイシー甘味が長く続き
余韻が秀逸であった。加水した方が真価が発揮されたように思う
あとがき
こちらも個性はしっかりと感じられた。カルヴァドス自体はほとんど飲んだことなかったですが、イメージはそのまま感じられた。ほかの樽シリーズはニュアンスは感じ取れるもののここまでダイレクトに前のお酒の印象を引き継いでいるものはなかったかなと思います。その点ではすごく個性的に感じました。
カスクシリーズもこれで終わりかと思うので少し寂しく感じます。リーズナブルに色々なカスクフィニッシュをリリースしてくれたことにとても感謝です(笑)。
まだジャパニーズスムースとカリビアンスムースを保有しているので順番は前後しましたが追ってレビューしたいと思います。
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