このブログでは、僭越ながら私自身の主観で5段階評価させていただいております。
評価はブログ名の通りストレートと加水のみでおこなっております。
ウイスキーは人によって感じ方が様々かと思いますので、あくまで個人の意見として、
ボトルの雰囲気を知りたい方や私と好みが近い方は参考にしていただければと思います。
5段階評価
5段階評価：2
グレーン比率が高いだけあり、かなりバーボンに近いインプレッション
だが、バーボンに比べて荒い部分がある印象
樽由来かと思うが加工された木材のような苦みを伴う匂い
これは少しネガティブな香り
購入情報
- 購入場所：不明
- 購入時期：不明
- 開栓時期：不明
- テイスティング日：23年10月22日
ボトル情報
- 販売者：麒麟麦酒株式会社
- 製造場：キリンディスティラリー株式会社
- 種類：ジャパニーズ（海外原酒は使用されていそう）
- 蒸留所：富士御殿場蒸留所
- アルコール度数：50%
- ボトル写真
シンプルながらデザイン性のあるラベルです。
PURE＆MELLOWな味わいとのこと
JANコードが前面にもあるのが不思議ですね。
側面にはひっそりとレシピが記載されています。
Our handsome blender’s secret recipes
RIKU 1:5 Soda with ice
RIKU 1:4 Water with ice
RIKU 1:3 Hot Water 60℃
ハンサムという言い回しは面白いですね。
お湯割りも推奨していたようです。
裏面記載内容
ウイスキー本来のおいしさを求めて、
世界の大陸を見渡し、良質な原酒を厳選しました。
香り はなやか＆コク ゆたか。
美味しさの詰まったウイスキーを、自由なスタイルで。
ウイスキーの新大陸へ、ようこそ。
少し詩的で不思議な言い回しですね。
海外原酒を使われていることが暗に示されているようです。
原材料名はグレーン先行でグレーン比率が高いことが伺えます。
度数は50%と高いですが内容量は500mlとやや少なめです。
1本を安価に提供したいという思惑があったのでしょうか。
こちら側にもひっそりと記載が
RIKU WARING:
(1) according to our blenders, adults should enjoy RIKU in various ways, not only as a highball.
(2) adults should share RIKU with someone they know, not only enjoying RIKU alone.
(3)adults should drink RIKU to enhance their quality of life. GO and DISCOVER new whiskey LAND.
Google翻訳
「RIKU WARING：
(1) 私たちのブレンダーによると、大人はRIKUをハイボールだけでなく、様々な方法で楽しむべきだそうです。
(2) 大人はRIKUを一人で楽しむだけでなく、親しい人とシェアするべきです。
(3) 大人はRIKUを人生の質を高めるために飲むべきです。さあ、新しいウイスキーの世界を発見しに行きましょう。」
注記のようにRIKUの楽しみ方を書いているようで、遊び心が良いですね。
ネット上の情報によると旧陸は御殿場蒸留所の3つの蒸留器から生み出されるとのこと
・甘く芳醇な香りと適度なボディが特徴のケトル（単式蒸留器）
・ライトタイプの穏やかな味わいが特徴のマルチカラム（連続式蒸留器）
・バーボンにも使用され重厚な原酒を作るタブラー
などを特徴として、180Lの小さいバレルサイズの樽を熟成に使用しているとのこと。
テイスティング
【色】
褐色
【粘度】
高い
【香り】
少しキャラメル、香ばしい樽の香り
セメダイン感とヒリヒリとしたアルコール
【味】
まったりとした口当たりで少し柑橘系とスパイシーさで始まり
中盤では樽の香りから畳のような素朴な草の香りと乾いた木材と鰹節
終盤ではコクのあるはちみつのような甘味
余韻は少し人口甘味料のような甘味が残る
あとがき
50％の度数ということもあり、しっかりコクを感じて
ボディもふくよかで余韻までしっかり甘味を感じることができました。
悪くはないのですが、あえてこれを選ぶ必要はないかと。。。
とはいえ、ラベル変更の際に原酒の構成も変わっているようなので
もう購入できる機会も少ないですが。
確か24年1月現在だとこの時のラベルから2回変更になっていたと記憶していますが、
前回ラベルと新ラベル版もタイミングがあれば飲んでみたいです。
酷評はしてしまいましたが、
注記に似せたRIKUへのこだわりがラベル上にちりばめられていて
開発者の粋さや遊び心が伺えてほっこりしました。
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