ロッホローモンド 16年 ウェイポイントシリーズ フォールズオブファロック

ハイランド

このブログでは、僭越ながら私自身の主観で5段階評価させていただいております。
評価はブログ名の通りストレートと加水のみでおこなっております。

ウイスキーは人によって感じ方が様々かと思いますので、あくまで個人の意見として、
ボトルの雰囲気を知りたい方や私と好みが近い方は参考にしていただければと思います。

評価

テイスティング評価:A (非常に良い)

ロッホローモンドらしい木材香
薬草を思わせる青さが心地よく、尻上がりに味わいが広がり複層的になるため
ワクワクしながら楽しく飲み進めることができる

価格評価:+ (良い)

ボトルで1万円台前半と買えないこともないがポンポン買えない価格帯
個人的好みも相まって同価格帯ではクオリティが高く感じられた

購入情報

  • 購入場所:通販
  • 購入時期:2025/6/28
  • 開栓時期:2025/12/7
  • テイスティング日:2025/12/7
  • 購入価格:記憶が曖昧だが¥3,000前後かと(30mlボトル+グラスなどのセット)
  • ボトル価格:¥13,760(税込)

ボトル情報

  • 輸入者及び引取先:株式会社都光
  • 種類:シングルモルト
  • アルコール度数:46.2%
  • ボトル写真

ウイスキーフェスティバル2025大阪で購入した30mlボトル(グラス・コンパス付き)
ボトルには銘柄がわかるラベルのみが貼付されている。非売品とのこと。

テイスティング

【色】
 薄褐色
【粘度】
 非常に高い
【香り】
 ハーバリー、カラメリゼしたスイーツ
 バニラ、ジンジャー、木材
 熟成感のある樽香
【味】
 序盤には味の広がりは穏やか
 ハーブのような青臭さ、ほんのり胡椒
 中盤から甘味とビターチョコが膨らみ、乾いた木片
 終盤にはさらに甘味が膨らみ、みかんの優しい酸味
 余韻はほろ苦さとレモンヨーグルトの甘み

トゥワイスアップ
 後半に詰まっていた味わいが飲みはじめにまで引き延ばされた印象
 穀物の甘味が優しく木材感や薬草感を包み込んでいるよう

カートン情報

箱前面はシンプルにウェイポイントシリーズであることが記載されています。

裏面は同様にシンプル、とラベルが貼り付けられている

箱の中身はグラスとコンパスが付属しています。

中の台紙には説明文があり、このウイスキーの特徴として記載されているのは
スワンネックスチルのみを用いてコニャック樽でのカスクフィニッシュ(12か月)というところです。
ロッホローモンドには他にもストレートネックスチルがあります。
インチマリンという銘柄ではストレートネックのみを使用しているらしく、飲み比べも面白いです。
個人的にはインチマリンは華やかでそこまでロッホローモンドらしさを感じないため
私はスワンネックスチルに同蒸留所らしさを感じているのかもしれません。
通常の12年やインチモーンは両方のスチルを使っているようです。
実はそれぞれのカートンを見れば裏側にピクトグラム的なものが書いてあり
どのスチルを使っているのかわかるのです。(後半に写真載せてます。)
以下記載内容転記します。

「IN THE HEART OF LOCH LOMOND AND THE TROSSACHS NATIONAL PARK LIES THE FALLS OF FALLOCH, A TRULY REMARKABLE NATURAL LANDMARK OF SERENE BEAUTY, UNITING AN IMMENSE WATER FLOW WITH PICTURESQUE SURROUNDINGS.

WITH THE WAYPOINT SERIES 16 YEAR OLD WE CELEBRATE THIS HIDDEN GEM AND SHINE A LIGHT ON ITS INSPIRATIONAL POWER. DRIVEN BY A STRONG SENSE OF EXPLORATION, THIS SINGLE MALT CAPTURES BOTH FLAVOUR AND PLACE.

MASTER BLENDER MICHAEL HENRY HAS CREATED A WHISKY WITH A CHARACTER INSPIRED BY THIS PLACE, BRINGING TOGETHER SPIRIT DISTILLED EXCLUSIVELY IN OUR SWAN NECK STILLS AND A COGNAC CASK FINISH, TO CREATE A WHISKY THAT IS WORTHY OF EXPLORATION AND A FITTING TRIBUTE TO THE NATURAL BEAUTY OF THE FALLS OF FALLOCH.

MATURED IN THREE KINDS OF EX-BOURBON AMERICAN OAK CASKS BEFORE FINISHING ITS FLAVOUR JOURNEY FOR 12 MONTHS IN EX-COGNAC CASKS, THIS WHISKY CAPTURES EXPLORATION AND DEPTH IN EVERY DROP.

MASTER BLENDER MICHAEL HENRY SAYS, ‘BEGINNING WITH AROMAS OF SOFT CITRUS AND HONEY BLOSSOM, IT OPENS UP WITH A SWEETNESS OF STEWED APPLE AND HONEYSUCKLE TASTE BEFORE OAK NOTES FROM THE COGNAC CASKS COME TO THE FORE. THE FINISH IS MEDIUM WITH NOTES OF SOFT CITRUS.’」


ChatGPT翻訳
「ローモンド湖&トロサックス国立公園の中心部には、ファロックの滝があります。雄大な水の流れと絵画のような周囲の景観が一体となった、静謐な美しさを持つ素晴らしい自然の名所です。

ウェイポイントシリーズ16年では、この知られざる名所を称え、そこから得られるインスピレーションに光を当てています。強い探究心から生まれたこのシングルモルトは、味わいと土地の情景、その両方を表現しています。

マスターブレンダーのマイケル・ヘンリーは、この場所から着想を得た個性を持つウイスキーを造り上げました。スワンネックスチルのみで蒸溜された原酒とコニャック樽でのフィニッシュを組み合わせることで、探究する価値を持ち、ファロックの滝の自然美へのオマージュにふさわしいウイスキーに仕上げています。

3種類のバーボン樽由来のアメリカンオーク樽で熟成した後、コニャック樽で12か月間フィニッシュ。このウイスキーは、一滴一滴に探究心と奥深さを表現しています。

マスターブレンダーのマイケル・ヘンリーは、「穏やかな柑橘とハニーブロッサムの香りから始まり、煮込んだリンゴの甘さとハニーサックルの味わいが広がった後、コニャック樽由来のオークのニュアンスが前面に現れます。フィニッシュは中程度で、穏やかな柑橘のニュアンスが感じられます」と述べています。」

個人的にはみかんという表現や、樽感を感じ取れておりましたので結構オフィシャルノートと
共通項がありました。
今回感じた樽熟成感はコニャック樽由来である可能性があり、学びがありました。

ちなみにこの台紙の裏には滝の画像があり、ファロックの滝だと思います。

余談ですが左がインチモーン12年のカートン、右がインチマリン12年のカートン
スチルのピクトグラムがありそれぞれ使用しているものが記載されているようです。
インチモーンはスワンネックもストレートネックも、インチマリンはストレートネックのみのようです。

あとがき

一口目は味わいが薄く感じられ少し期待外れだったかと驚きました。
そこからの尻上がりに味わいが膨らんでいくのはかなりインパクトがありましたね。
個人的には良く木材と表現するロッホローモンドらしさが、この一本からは全面的に感じられ
ロッホローモンドファンとしては少しにやけてしまうほどでした。
このボトルは同蒸留所の様々あるスチルの中でもスワンネックスチルのみが使われているらしく
ロッホローモンドらしさの礎となっているであろうことがしっかりと感じられ、楽しいボトルでした。
インチマリンなどは逆にストレートネックスチルのみを使っているので、飲み比べも楽しそうです。

なおWaypointシリーズはその後も展開され、2026年9月には第3弾となる31年熟成が発売されています。こちらは本作とは異なり、ストレートネックスチルで蒸溜されたピーテッド原酒を使用しているとのこと。今回感じた「スワンネックスチルにロッホローモンドらしさを感じているのでは」という私自身の仮説を考えると、非常に興味深い一本です。
価格は750ポンドらしいのでとても買えず、どこかで試飲できればよいのですが。。。

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