このブログでは、僭越ながら私自身の主観で5段階評価させていただいております。
評価はブログ名の通りストレートと加水のみでおこなっております。
ウイスキーは人によって感じ方が様々かと思いますので、あくまで個人の意見として、
ボトルの雰囲気を知りたい方や私と好みが近い方は参考にしていただければと思います。
5段階評価
5段階評価:5
香りを嗅いだ時の広がりが強く、フローラルさと癖になるワクシーさで期待感高い香り
味わいはほぼ香り通り、癖のあるスパイシーさと後味~余韻に残る上品な香木とスモーキーが心地よい
全体通して芯の通った甘味がある中で上品な癖がちりばめられている
購入情報
- 購入場所:ウイスキーフェスティバル大阪2024
- 購入時期:2024/6/29
- 開栓時期:2025/4/26
- テイスティング日:2025/11/30
- 購入価格(当時):4,000~5,000程度
ボトル情報
- 輸入者及び引取先:株式会社シングルキャスクジャパン
- 分類:スコッチ
- 種類:シングルモルト
- 地域:スペイサイド
- アルコール度数:56.7%
- 蒸留所:リンクウッド
- ボトル写真

おなじみの蝋印のようなマークがあります。
CASK No.804065
詳細は書いていませんが公式ページには記載あり
蒸留日:2007年6月15日
ボトリング日:2021年11月5日
カスク:1st Fill FDC Oloroso Hogshead
FDCというのはスペインのFernando de Castilla(フェルナンド・デ・カスティージャ)というメーカーのDry Caskタイプの樽を指すらしいです。

スペイサイド地方であることが示されています。

裏面は日本用ラベル
テイスティング

【色】
薄褐色
【粘度】
非常に高い
【香り】
ずっしりと深く香る
赤と黄色の花、赤リンゴ、蜂蜜
ブラウンシュガー、松脂、ニス
【味】
はじめにはちみつのまろやかな甘味にニスを思わせるワクシー
中盤で華やかでフローラルな甘さ、山椒のような癖のあるスパイシー
終盤で優しい塩気と昆布出汁の旨味
余韻はビターさとスパイシーさ、木片のウッディさから来る上品なスモーキー
一滴加水
味わいに大きな変化はなく
甘味が広がり、ややスモーキーさも増す
トゥワイスアップ
甘味に糖蜜感が増し、全体を支配するイメージ
レモンのような爽やかさも出てきており
程々のワクシーさとビターな後味
あとがき
リンクウッドは試飲程度でしか飲んだことがなく、
所謂花と動物シリーズも試す程度しか飲んでいません。
はじめにフローラルさを感じたことで期待感がかなり高まると書いており
個人的には花を思わせる香り良く出ているウイスキーは高評価が多い印象です。
こちらの製品も例にもれず素晴らしい出来栄えとなっていました。
ニスっぽい主張もやや強いですが、嫌味なほどではなく癖のアクセントとして上手く
機能していました。ワクシーさは個人的になかなか捉えられないことも多いのですが
こちらは非常にわかりやすく勉強になりました。

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